ジャパンメディカルパートナーズが考える対策のポイント

手指消毒剤について

感染予防の基本となるのが、手洗い及び手指消毒。感染リスクが高くなりやすい指先などまでしっかりと洗う「衛生的手洗い」を適切に行い、さらに手指消毒を徹底し、感染リスクを最小に抑えることが必要です。

1.手指消毒剤選択のポイント

除菌に効果的な消毒液

消毒液に含まれるエタノールの濃度が60~80%であれば、ウィルスの除菌に効果があるとされていますので、購入時に確認しましょう。

手荒れに配慮した高品質商品

手洗いや手指消毒を徹底することで、使用者の手が荒れる場合があります。保湿剤が添加されているなど、より手指に配慮した資材を選び、手洗いの実施を促しましょう。

備蓄を考慮した管理しやすい商品

アルコール類は消防法において第四類危険物に指定されており、60%(重量%)以上の製品に消防法が適用されます。また、指定数量は400Lと定められており、この量を超えると消防法の対象となります。また各自治体の火災予防条例などにより、規制の内容は異なります。
手指消毒剤には一部、消防法に適用される製品がありますので、大量に備蓄をされる際などは、製品の仕様書、また各自治体の条例を確認し、管理しやすい製品を選ぶことが必要です。

2.使用期限

消毒剤は使用期限内に使い切ることが重要です。しかし設置場所によっては消耗速度が違うため、担当者が消毒剤管理の必要性を認識し、使用期限の確認を心がけておく必要があります。

開封後はなるべく早く使用

開封後は保管条件、使用環境など様々な影響を受けるため、一般的にメーカー保証はされていません。メーカーによっては、使用条件を想定した試験等で目安を設けていることもありますが、使用者の責任で保管し、なるべく早く使い切ってください。

継ぎ足しはなるべく避ける

手指消毒剤は長期間にわたって同じ容器に継ぎ足して使用すると、不衛生になる可能性がありますので、なるべく継ぎ足しは避けましょう。特に、直射日光が当たるような過酷な状態で使用する場合は、定期的に完全入れ替えをすることが望ましいです。
また、容器を洗浄する場合は、水が残ると殺菌剤の濃度が低下するので完全に乾いてから充填する必要があります。

※継ぎ足しなどの使用条件は各製品の仕様書をよく確認してください

3.適切な手指消毒・手洗いの徹底

日本での医療機関における院内感染対策をはじめとする感染制御に関わる中心的な学術機関、日本環境感染学会で発表された論文で、約8割の医療従事者が十分な手洗い、手指消毒ができていないという報告があります。(出典1)
また、爪は全体の85.7%、手の甲では95.5%に洗い残しが見られるなど、意識が行き届きにくい部位であることも報告されています。(出典2)
適切な手洗いや手指消毒の方法を伝えるポスターを掲示するなど、万全な感染予防体制の構築に向けて使用者への啓発が重要です。

出典1:小田原涼子・前野さとみ ほか(鹿児島大学病院看護部リンクナース連絡会、サーベイランスタッフ会)「看護師における効果的な手洗い方法の評価に関する研究」「環境感染学会」2004年Vol.19 no.4
出典2:杉田久美子、吉田芳子 ほか(北摂総合病院 院内感染対策委員会)「学生に対する手洗いの教育と実習の効果」「環境感染学会 2005年 Vol20.No2」

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